エゾウコギ(ウコギ科)

[生えている場所] 山地の林内や沢沿

 高さ1〜2mの落葉低木で日陰を好み、幹に刺があり、若い幹には細くて鋭い刺が密生している。
葉は手のひら状で、5枚の小葉からなり、中央の葉が大きい。小葉には細かくて不規則な鋸歯があり、両面に刺や毛が生え、葉の先端は尖っている。
花の色は淡黄白色で4〜6mm、花弁は5枚で、枝先に多数の花が集まって球形の花序をつくる。



 夏に根を掘りあげて、根皮を日干しにしたものを刺五加皮(シゴカヒ)といい、強壮、鎮静薬として薬効があり、リュウマチ、神経痛、脚気、水腫、食欲不振、疲労回復に用いる。
枝や幹も根皮と同じように利用することができる。

 葉や枝を日干しにたものを健康茶にしたり、エゾウコギ酒にしても利用でき、若い葉は山菜として天ぷらにしても美味しく食べることができる。

 エゾウコギは細くて鋭い刺が枝に密生するが、ケヤマウコギは幅が広くて扁平な刺が枝にまばらに付いていることで区別できる。