コシアブラ

 早春の午後、新潟県から新鮮なコシアブラの芽が送られてきた。
はじめて見るコシアブラの芽は、華奢で弱々しく緑がとても綺麗いで、柄は赤味がさし姿もいい。さっそく若葉を柄ごと口に放り込むと、ほのかな甘味とほろ苦さが程よくかもし出され、生で食べても癖がない。
このまま刻んで、醤油でもかけたら美味しく食べられそうだ。

【天ぷら】


 薄い衣をつけて、やや高温の油で色が変わらないように揚げる。
衣は良くかき混ぜて、少し粘りをだした薄い衣をつくり、コシアブラが油に入れた時にはがれないようにする。うすい衣は緑が透きとおって、いっそう食欲をさそう。
芽の付根は、タランボやセンノキより細く、一本をそのままあげても火のとおりがよく、姿よくあげることができる。