フキノトウ

 早春の土手で、残雪の際に早緑のフキノトウをみつけて、久しぶりの緑に刺激され、ついつい欲張ってしまうが、茎とつぽみを取り除くと少なくなってしまう。欲張って採ってきたのだからと思い、無駄のないように丁寧にゴミや傷んでいる葉を取り除き、綺麗な葉だけを適当な大きさに刻んで、塩を一つまみ入れた冷水に晒す。
軽くもみ洗いしたあと、水を取り替えて冷水に晒しておく。

【ふき味噌】


 味噌は好みのものでいいが、癖の少ない市販の出汁入りのものを使う。
味噌の量はフキノトウの2〜5倍、フキノトウは香りが強いので、味噌の量が多くても充分、風味を楽しむことができるので、適当でいい。
フライパンにサラダ油を少量、好みで胡麻油を数滴ひいて、味噌を弱火で炒める。砂糖や調味料で味をととのえ、フキノトウを堅く絞って水気をとって、一緒に炒める。

 味噌は少し甘めにし、フキノトウの水気を堅く絞って水気を取るのがこつ。フキノトウを入れたあとは、直ぐに火をとめてしまうので、水気があると、でき上がった味噌が柔らかくなり艶がでない。
フキノトウは直ぐに柔らかくなるので、緑色が残っているうちに火をとめ、あら熱をとってから容器にうつし、冷蔵庫に入れて冷やす。

 暖かい御飯の他、なんといっても冷奴にのせていただくのが一番、いずれも春の風味を味わう逸品である。
小分けして冷凍保存することができる。自然解凍(2〜3時間)すると、冷凍前と変わらない風味がたもたれていて、美味しく食べることができる。