ヤマワサビ(セイヨウワサビ)

 雪もやっと融けて、土が顔をだした庭の片隅に、針のように尖ったヤマワサビの葉が出ている。早速、スコップを物置から出して、大きな株の周りを根回しし、深く差し込んだスコップをぐいっと下に倒すと、根が切れる音がして数本の太い根がでてきた。
おろして刺身や御飯にのせても、春の土の香りを楽しむことができるが、脳天を突き抜けるような辛味に痺れてしまい、たくさん食べられないので余ってしまう。

 綺麗に水洗いして冷凍保存することができるが、「わさび漬け」や「わさび味噌」を作ると、美味しい山菜料理を楽しむことができる。

【わさび味噌】

 味噌に砂糖をくわえ、照りが出るまで弱火で炒める。
火を止めて直ぐに、すりおろしたヤマワサビを入れて良く混ぜる。荒熱がとれたら密閉容器に入れて一晩寝かせる。生のような刺激的な辛味が味噌で押えられて、ヤマワサビの風味がいっそう引き立ち、御飯や冷奴、焼魚などにそえると良い。
冷凍保存しても辛味や風味は損なわれることが無く、小分けして冷凍しておくと、春の風味をときどき楽しむことができる。