ヤマワサビ、ネワサビ(セイヨウワサビ アブラナ科) 冬の山菜

[生えている場所] 堤防や田畑のふち(写真は植栽)

 ヨーロッパ原産の帰化植物、山菜というより栽培作物で田畑に生えているが、野生のものを手に入れるのはむずかしい。
若い根を植えると2〜3年で食べられるようになり、簡単に増やすことができる。オホーック海沿岸に群生地があり、我家のものはそれを移植した。



[食べられる部分] 根、若い葉や茎、花

[味のポイント]
 甘い香りにひそむ、脳天を突き抜くような刺激。3〜4年生の若い根は香りを、5年生以上のものは辛味を楽しむ。
茎と根のさかいめの緑色の部分は、甘い香りがするのでうまく利用すると刺激の中に風味がます。

[調理の仕方]
 数年ものの堅い根をすっていると、臭いだけで頭がしびれて目がチカチカしてくる。すりおろすか、細かく刻んだものを薬味として利用する。
刻んだものは苦いので、包丁の背ですこしたたくと辛味とほろ苦さを一度に味わうことができる。

[おろし]
 刺身の薬味が意外といける。
おろしたものを醤油で味つけして、熱いご飯にまぜて食べたりお茶漬けもいい。納豆に混ぜても美味しい。
絶品、つきたての餅を醤油味のおろしにからめて食べると、この世にネワサビがあることを、絶対に感謝したくなる。

[わさび漬け]
 酒粕におろしたものと細かく刻んだヤマワサビを混ぜ、塩、砂糖、酒などで味付けし、ダイコン、キュウリを塩でもんで数時間して水があがったものを水切りして漬け込む。
生ワカメの茎やイカ、タコなども好みにあわせて混ぜてもいい。ワサビだけでは贅沢だが失敗がすくない。
気が抜けないように密閉容器にいれ冷蔵庫で保存し2〜3日後から食べる。刻んだワサビが酒粕になじんでくると辛味が増す。

[わさび味噌]
 白味噌を炒めて、おろしたヤマワサビをたっぷり入れる。

[保存方法]
 ワサビ漬けはラップなどで空気に触れないようにすると長期保存できる。
洗って傷んでいるところを取り除き、フリーズパックに入れて冷凍する。
食べるときに凍ったまますりおろすと、生のときより細かく綺麗におろすことができる。
風味は変わらないが、辛味がすこしおちる。