エゾイラクサ(イラクサ科)

[生えている場所] 草原や林のふち、土手などの湿ったところ

 アレルギー症状のことを「蕁麻疹(じんま疹)」というが、この蕁麻というのはイラクサのことで、いつの間にかさわって、例えようのない痒さにおそわれることがある。
蕁麻といわれるものにエゾイラクサのほか、ホソバイラクサ、コバイラクサ、ムカゴイラクサなどがあるが、いずれも痒いことこのうえない。
かぶれても1〜2時間もたてば自然に消えてしまうが、神経がイライラするような痒さからイラクサとついたのかもしれない。

 特に茎がシャキッとして歯ざわりが良いので、茎が10cm程にのびたものをつむ。他にアオミズなどイラクサ科の山菜は、癖がないので調理もてがるにできる。



[食べられる部分] 若い芽や葉、茎

[味のポイント]
 癖がなく、さっぱりとした歯ざわり、わずかに甘味がある。

[調理の仕方]
 癖がないので、そのまま汁の実やおひたしにする。若いものは、ゆですぎると色素がぬけて白くなり見た目が美味しくない。
痒さの原因のとげも、ゆでたり塩漬けにすると、つるっとして感じなくなる。

[カラシあえ]
 2〜3日、塩漬けにした物を細かく刻んでカラシあえにする。
さっと湯通しすると、とげが柔らかくなるので、塩でもんでから、カラシあえやサラダにしても美味しい。

[保存方法]
 塩漬けにするときは、塩が飽和して溶けなくなるくらい、たっぷりいれて軽い重石をしておくと、数ヶ月以上は保存できる。