オカヒジキ、ミル(オカヒジキ アカザ科)

[生えている場所] 海岸の砂地(海浜植物 seaside plants)

 高さ10〜30cmの1年草で、茎は枝がたくさんでて地面をはう。
葉は多肉質で細い円柱形、先は針状にとがる。花は葉のつけ根に1個つけ、柄がなく小さい。
枝がつぎつぎにのびるので、先の軟らかい部分を摘んで利用する。砂を落として生で食べると、癖がなく酸味があって、さっぱりした味がする。



[食べられる部分] 若い葉、茎

[味のポイント]
 酸味とわずかに塩味がする。シャキッとした食感が夏の暑さにいい。

[調理の仕方]
 生のものを水洗いして刻んでサラダに混ぜる。
汁の実には、刻んだオカヒジキを、おわんに入れてかすら熱い汁を入れる。
シジミやワカメなどとよくあう。

[サラダ]
 6月〜7月初めの若いオカヒジキを刻んで、ポテトサラダやマカロニサラダに混ぜ込む。歯ざわりが良く酸味があって、オカヒジキの緑が際立つ美味しいサラダを楽しむことができる。

※ 海松(みる)

 ミルは緑藻類の海草で水松(みる)とも書かれ、古くから食用にされていたので、海岸で採れるオカヒジキも何時しか、ミルと呼ばれるようになったのではないかと思う。
黒みがかった青緑色から黄緑色の渋い色合いに海松色(みるいろ)という色名があるが、この海草の色に似ていることから、海松色と名付けられた。

 この色の茶がかった色に、海松茶(みるちゃ)という色名があるが、似た色に昆布茶(こぶちゃ)という色名もある。これはお茶にして飲む昆布茶とは関係がなく、昆布の黒緑色がかった茶色のことを表した色名である。